「家に防犯カメラを取り付けたいけど、どこに頼んだらいいかわからない」という人は多いと思います。
市販の防犯カメラの場合、取り付けが難しかったり、本体を破壊された場合のデータの抽出が難しいことがあるので、「専門家に取り付けて欲しい」という方が多いようです。
とはいえ、防犯カメラの専門家はあまり出てこないので冒頭のように「どこに頼めばいいかわからない」と感じる方が多いようです。
そこでこの記事では、防犯カメラレンタル業者の選び方やおすすめ業者についてご紹介したいと思います。
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防犯カメラレンタル業者の選び方
最初に、「初めて防犯カメラをレンタルする」という方に向けて、基本的な業者の選び方をご紹介したいと思います。
「選び方を見ても分からないから、とりあえず、おすすめ業者を知りたい」という方は、ページ下部のおすすめ業者一覧をご確認ください。
防犯カメラの設置工事が依頼できるか要チェック
防犯カメラのレンタル業者には、「防犯カメラのレンタルのみする業者」と「カメラレンタルと設置工事までする業者」の2パターンがあります。
種類 | レンタルのみ | 設置工事もする |
---|---|---|
カメラレンタル | 〇 | 〇 |
設置工事 | 自分で取り付ける | 業者が取り付ける |
カメラの性能 | ネットで買えるレベル | 専門業者が使う本格機種 |
こんな人向け | ・まだトラブルは起こっていない ・安く抑えたい |
・トラブルが起こっている ・裁判の証拠を残したい |
レンタルのみの業者の場合、設置工事を自分で行うので料金が安くなりますが、取り付け作業は自分で全部しなければならないのでご注意ください。
一方で、本体レンタルと設置工事までする業者の場合は、設置工事分料金が高くなりますが、面倒な取り付けや設定は全部業者がやってくれるので便利です。
また、設置まで行う業者の場合は「市販にない専門機種」を使うという特徴もあるので、「現在、トラブルが起こっていて証拠を残したい」という場合はこちらを選んだ方がいいでしょう。
破損・盗難時の保証があるか確認
結構、見落とされがちなのが「破損・盗難時の保証」があるかどうかです。
雨や落雷などの自然現象による故障はレンタル業者負担が基本ですが、「第三者からの故意の破損・盗難」については立証が難しいことから自己負担になる場合があります。
「専門業者が設置までする」レンタル会社の場合は、このような第三者からの破損・盗難も補償範囲内のことが多いですが、「本体レンタルのみ」の場合は個人負担になることが多いので注意しましょう。
レンタル期間を確認
レンタル期間についてですが、「期間限定レンタル」と「契約更新レンタル」の違いに注意しましょう。
期間限定レンタル | 契約更新レンタル |
---|---|
・申し込み時にレンタル期限設定 ・期間後は割増し延長料金発生 |
・1年単位の契約更新 ・途中解約は解約料発生 ・月額料金は安い |
設置工事までする業者であれば、基本的に1年単位の契約更新レンタルになるでしょう。
一方で、本体レンタルのみの場合は、期間限定レンタルになるので期間後の割り増し延長料金に注意が必要です。
家の防犯目的・証拠集め目的であれば、どちらの場合でも基本的には「契約更新レンタル」を選んでおけば間違いはないでしょう。
防犯カメラの種類と選び方
設置工事までしてくれる業者であれば、家の構造や目的に沿った防犯カメラを提案してくれるので心配はありません。
一方で、本体レンタルのみしたいという方の場合は、ご自宅の建物の構造や目的に沿った防犯カメラを選ぶ必要があります。
初めて防犯カメラを設置する方ですと「全く分からない」ということが多いと思いますので、ここでは基本的な防犯カメラの選び方をご紹介したいと思います。
穴あけが不要な防犯カメラを選ぶ
個人で防犯カメラを設置する場合は、基本的に「穴あけが不要な種類」の防犯カメラを選ぶようにしましょう。
穴あけが必要な防犯カメラの場合、壁に穴を空けるだけでなく配線工事が必要になってくるので、かなりハードルが高くなります。
- 【穴あけ不要な防犯カメラ】
- ・ワイヤレスタイプ
- ・ソーラータイプ、乾電池タイプ
上記のような防犯カメラを選べば、壁に穴を空けずに設置することができます。
設置工事までやってくれる業者であれば、最適なものを紹介してくれますが、本体レンタルのみで安く済ませたいという方は下記ページをチェックしてみてください。
- 【穴あけ不要の防犯カメラ】
- >>>防犯カメラを穴を空けずに設置できる?効果的な対策を紹介
戸建てで証拠集めをしたい人向けの防犯カメラ
「誰かがゴミを投げ捨ててくる」「近所からの嫌がらせの証拠を集めたい」という目的で、防犯カメラを設置したい場合。
このような場合は、設置工事までしてくれる専門業者に依頼されることをおすすめいたします。
先ほど紹介した「穴あけ不要カメラ」の場合、カメラが壊されるとデータも一緒に破損される機種が多く、「証拠集めには不向き」になっています。
設置工事までする業者であれば、破損時のデータ抽出も業者側でやってくれるところが多いので、「とにかく証拠を集めたい」という人にはおすすめです。
防犯カメラレンタルの料金相場
防犯カメラレンタルの料金相場についてですが、大体下記のような費用感になります。
業者種類 | 費用の目安 |
---|---|
本体のみレンタル | 8,800円~ |
初期設置費用 | 100,000円~(初回のみ) |
月額サブスク | 5,980円~(初期費用別) |
セキュリティサービス | 5,500円~(初期費用別) |
上記表を見た方のほとんどは、「全然わからない!」と感じるかと思いますが、「現地見積もりしないと費用感が分からない」のが実情です。
ここは、本当に難しいので、資料請求や現場見積りをしてよさそうな業者に依頼されることをおすすめいたします。
初期費用と月額サブスクの料金
料金についてもう少し詳しく解説しておきたいのですが、防犯カメラレンタルの場合「初期設置工事費用」と「月額サブスク料金」の2つが発生します。
初期設置工事費用は「最初にカメラを設置するための費用」で1回のみ発生し、月額サブスク料金は「カメラを使う限り毎月発生する費用」のことです。
大体の方は「初期設置工事費用が安いところ」を選んでしまいがちですが、長期的に見れば「月額サブスク料金が安いところ」を選んだ方が費用的にはお得です。
カメラの台数と機種によって料金は変動する
初期工事費と月額料金は「カメラの台数」「契約するプランやカメラの種類」によって異なります。
そのため、「初期設置の相場は10万程度なのに、50万かかると言われた!」「月額料金がホームページの最低料金の2倍と言われた!」ということがよく起こります。
悪徳業者もたまにいますが、ホームページの料金は「最低料金」の記載が基本ですので、正確な料金は現場見積りで出される見積り書で確認するようにしましょう。
トラブル予防で使いたいなら市販品購入もあり
「特にトラブルは起こっていないけど、何となく防犯対策として設置したい」「高額な料金は払えないけど、一時的な出費で防犯対策を強化できるならやりたい」という場合。
このような場合は、レンタルよりも個人購入されるのがおすすめです。
個人でも使えるような防犯カメラについては、下記で紹介していますので気になる方はチェックしてみてください。
- 【市販品購入でおすすめの防犯カメラ】
- >>>穴あけ不要で設置できる防犯カメラ
- >>>見破られにくいダミー防犯カメラと設置のコツ
個人向け防犯カメラのレンタル業者おすすめ6選!
個人向け防犯カメラレンタルのおすすめ業者をご紹介いたします。
いきなり購入・契約するのではなく、複数社と現地相談しながらよさそうな業者をじっくり探されることをおすすめいたします。
防犯設備士に相談できる『防犯カメラ設置110番』
「セキュリティはいらないから、防犯カメラだけの会社がいい」という場合は、『防犯カメラ設置110番』に相談されるのがおすすめです。
こちらは上場企業のシャアリングテクノロジーが運営する会社ですが、防犯設備士と相談しながら最適な防犯カメラの設置をすることができます。
月額サービスではなく「初回支払い切り(買い切り)」なので、データの管理などは自分でやらないといけませんが、操作方法なども設置時に教えてもらえるので特に心配はないでしょう。
「防犯カメラだけ欲しい」「データの管理などは自分でできる」という人は、防犯カメラ設置110番に相談してみてはいかがでしょうか。
買い切りお得な『防犯プレミアム』
同じく、買い切りお得な防犯カメラサービスに『防犯プレミアム』があります。
商品は買い切りですが、きちんと設置・取り付け工事までやってくれるので、「防犯カメラだけ欲しい(セキュリティサービスはいらない)」という人におすすめです。
お値段も非常に安くなっていますが、サイト上または電話での相談対応になるので、「現地で専門家と相談したい」という人は別のサービスを選んだ方がいいでしょう。
個人レンタルなら『Rentio』
「短期間、防犯カメラを使いたい」という人は、『Rentio』を使ってみてはいかがでしょうか。
Rentioは、一般家電のレンタルサービスで、防犯カメラだけでなく電子レンジや加湿器など幅広く家電レンタルを展開しているサービスです。
ネットで購入すると数万円する防犯カメラを、数千円でレンタルできるので「一時的に使いたい」という人にはおすすめです。
防犯カメラも安心の『セコム・ホームセキュリティ』
緊急時の警備員駆け付けサービスのイメージが強いセコムですが、もちろん「監視カメラの設置」にも対応しています。
上場企業かつ、日本のセキュリティ業界のトップというだけあり、防犯カメラだけでなく身の安全まで配慮した防犯プランを提供してくれます。
セコムの場合、「資料請求→担当者との相談」という流れで話を進めていくので、まずは公式サイトから資料請求をされてみてはいかがでしょうか。
月額料金がお得な『ALSOKホームセキュリティ』
セコムと同じく、大手セキュリティ会社といえば「ALSOK(アルソック)」です。
どちらかというと、ALSOKの方が個性的なCMをバンバン流しているので馴染みがある人が多いと思います。
ALSOKについても、防犯カメラの設置サービスがあるので、セコムや他企業との比較のために一度相談されてみるのもいいと思います。
レンタルプランが分かりやすい『mimamoru』
防犯カメラの設置工事業者「mimamoru」では、一般住宅向けレンタルプランが「スタートプラン」「エコノミープラン」「スタンダードプラン」の3つあります。
プランが分かりやすいのでネット申し込みしやすいだけでなく、契約前の現地調査もあるので、実際に悩み事を相談しながら適切なカメラを選んでもらうことができます。
防犯カメラレンタル業者のよくある質問
不明点があれば、自分が利用したいと思っている業者に直接問い合わせるのがおすすめです。
ただ、問い合わせをする前にある程度、予備知識を入れておきたい方もいらっしゃると思います。
そこでここでは、防犯カメラレンタル業者について、よくある質問と回答をご紹介したいと思います。
レンタル契約とリース契約の違いはなんですか?
レンタル契約は「貸し手と借り手の直接契約」、リース契約は「貸しての間に仲介業者が入って、仲介業者が借りてと契約する」ようになっています。
個人向けのレンタルサービスでは、基本的に「レンタル契約」になっているので特に気にする必要はありません。
一方で、企業向けのレンタルサービスの場合は、リース契約だと最初に契約した年数までは途中で解約することができないので注意しましょう。
自分で購入した防犯カメラを取り付けてくれる業者はいますか?
A.いません。
「自分で購入したけど、取り付けられない」「自分で安く購入したから、取り付けだけやってほしい」という方は多いですが、取り付けのみ対応している業者はいません。
個人マッチングアプリでDIYが得意な人に依頼することができるかもしれませんが、資格を持っていない個人に防犯カメラの設置を頼むのはあまりおすすめいたしません。
自分で取り付けられたい場合は、工事不要な防犯カメラのご利用を検討されることをおすすめいたします。
防犯カメラレンタル業者の選び方まとめ
防犯カメラをレンタルする際は、「設置工事までやってくれる業者なのか」「初期費用と月額料金はいくらいになるのか」をしっかり確認した方がいいでしょう。
また、料金については「防犯カメラの台数」「選ぶ機種」によって変動するので、なるべく「現地見積り・相談」ができる業者を選ばれることをおすすめいたします。
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