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防犯カメラの保存期間は短い!?すぐ消える・残したいときの対処法

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ご家庭など個人でお使いの防犯カメラの保存期間が短くてお困りではありませんか?

空き巣被害やストーカー被害といったトラブルでは、防犯カメラの映像が証拠として役立つ可能性があります。

しかし、被害の発覚が遅れたなど状況によっては『保存期間が過ぎていて、被害があった日時の映像が残っていなかった』場合も考えられるので、防犯カメラを設置するときはなるべく保存期間を長めにとっておけると安心できると思います。

そこで今回は、防犯カメラの保存期間についての解説や、保存した映像がすぐに消えてしまう・映像を長く残しておきたいときの対処法などについてご紹介いたします。

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防犯カメラの保存期間とは?録画保存した映像が消える原因について

防犯カメラの保存期間が短い原因

スマートフォンなどのカメラで録画撮影して保存した動画は、基本的に自分で削除しない限りはずっとデータとして残り続けます。

一方で、防犯カメラで録画した映像の場合は『保存期間』が設けられており、古い動画は自動で削除・上書きされる機能がついていることがほとんどです。

そのため、状況によっては後でチェックし直したり提出したかった大事な録画データが、知らない間に消えてしまっていたという事態に遭うことも考えられます。

そこでまずは、防犯カメラの保存期間や、録画が自動で削除される機能についてご説明いたします。

防犯カメラで保存した映像が消えるのは『容量がいっぱいになったから』

防犯カメラで保存した映像が消えるのは容量がいっぱいだから

防犯カメラで録画した映像は、『SDカード』や『HDD』と呼ばれる記録媒体の中に保存されます。

記録媒体に保存できるデータの容量ははじめから決まっており、保存できる容量いっぱいに近づくと、新しく録画ができるようにカメラは自動で古い映像から削除していきます。

たとえ『空き巣が自宅に侵入する映像』が映っていても、防犯カメラの方で映像データの重要度を判断することはまだできないので、重要な映像データを録画した場合は容量がいっぱいになった際に削除されないよう自分で対策する必要があります。

家庭用防犯カメラの保存期間は『1日の録画の容量』を想定して割り出したもの

一部の防犯カメラでは『保存期間〇日』など録画を保存できる日数を紹介している機種もありますが、これはあくまでも目安の数字となります。

『1回〇秒・1日に△回録画を行った』場合の容量と、カメラの記録媒体の保存容量から日数を割り出しているため、1回の録画の秒数や一日に録画する回数が目安より多いと、記載した日数より早く保存期間が切れる可能性もあります。

防犯カメラの保存期間が短いと感じる場合・映像を残したいときの対処方法

防犯カメラの保存期間が短いときの対処法

防犯カメラの保存期間が短くてお困りの場合は、防犯カメラの機種の選び方や各種設定を変更することで保存期間を延ばすことができます。

しかし、カメラなど撮影機器の操作に慣れていない人は『何の設定を変えて、何からやればいいのかわからない』と戸惑ってしまうかもしれません。

そこでここからは、防犯カメラをはじめて使う人に向けて、防犯カメラの保存期間を延ばす・必要な映像を残すときのやり方についてご紹介いたします。

保存期間を延ばしたいときは『防犯カメラの保存容量を増やす』

保存期間が短いと感じる場合、動画を保存するための容量が不足していることが考えられます。

この場合の対策でもっとも効果的な方法は、『保存できる容量を増やすこと』です。

防犯カメラの保存容量を増やす方法はさまざまなやり方がありますので、これからご紹介する方法を参考にしながら、状況や防犯カメラの機種などに合った対策を試してみてください。

保存容量が多い防犯カメラなら保存期間も長くなる

保存容量が多い防犯カメラは保存期間も長い

防犯カメラは記録媒体の容量がいっぱいになる前に、カメラの機能で自動的に古い録画データを消していきます。

そのため、カメラに入れている(接続している)記録媒体の保存容量が多いほど『削除されるまでの期間=録画を保存しておける期間』が長くなります。

『忙しくてカメラをこまめにチェックできない』『出張などで長期間家を空ける間の映像を保存しておきたい』などの場合は、なるべく保存容量が多い記録媒体に対応している防犯カメラを選ぶといいでしょう。

SDカードタイプの防犯カメラで保存容量を増やす方法と注意点

アプリ連動してスマホで録画を確認するタイプのネットワークカメラは、SDカード(microSD)に保存するタイプがよく見られます。

SDカードは種類ごとに32GB、64GBなど容量が決まっているので、なるべく容量の多いSDカードを防犯カメラにセットしておくことで保存期間も延ばすことができます。

中には512GBなどの大容量タイプもありますが、防犯カメラのSDカードは『最大128GBまで』など一定の容量までのカードしか使えない場合もあるので、別売りのSDカードを用意する場合はあらかじめお使いのカメラに対応している種類を確認しておきましょう。

録画機付きの防犯カメラは保存容量が多いHDD・SSDに記録できる

防犯カメラは保存容量が多いHDD・SSDに記録

録画機つきの防犯カメラは、録画機に内蔵されているHDD(ハードディスクドライブ)・SSD(ソリッドステートドライブ)に映像を保存します。

HDD・SSDは保存容量が非常に多いことが特徴で、最近の防犯カメラ用録画機に内蔵されるHDD・SSDだと『1~4TB』前後の製品がよく見られます。

1TBは、一般的なネットワークカメラによく対応している128GのSDカードの約8倍もの容量で、『フルHD・15fps』の動画なら約1週間は続けて録画が可能です。

SDカード保存の機種よりは価格帯が上がりますが、保存期間や容量で防犯カメラを選びたい場合はHDD・SSD録画機付きの防犯カメラがとくにおすすめできます。

防犯カメラで録画する映像の容量を削減して保存期間を延ばす方法

防犯カメラの録画は『動画データ』なので、保存容量もかなり大きなものになります。

鮮明でスムーズな動画はチェックもしやすいですがその分容量も多くなり、一度に保存できるデータも少なくなるので、保存期間が気になるときは映像の容量を削減する方法も検討してみましょう。

ここからは、防犯カメラの映像データの容量を削減するやり方をご紹介いたします。

防犯カメラの『画質』を落として保存容量を削減

防犯カメラの画質を落として保存容量を削減

一般的に、映像の画質が高いほど、動画の容量も大きくなります。フルHDなど画素数の多いカメラはきれいな映像を撮ることができますが、そのぶん容量がいっぱいになるのも早い、ということになります。

防犯カメラの設定を変更して画質を落とした場合、鮮明な映像で確認することはできなくなりますが、保存時の容量は効果的に削減できます。

ただし、低画質だと『侵入者の顔や車のナンバーを特定しにくくなってしまう』などの防犯上の問題も発生する可能性があるため、必要以上に落としすぎず『最低限の情報が確認できる』くらいに調整しておくことをおすすめいたします。

防犯カメラの『フレームレート(fsp)』を下げて保存容量を削減

フレームレートとは、1秒間に動画で処理するフレーム(コマ)数のことをいいます。フレームレートが多いほど動画はなめらかな動きになりますが、その分容量は増えます。

反対に、フレームレートを下げることで容量はかなり減らせますが、いわゆる『カクカクした映像』になってしまうため、録画映像をチェックする際は不便に感じるかもしれません。

また、通り過ぎる車のナンバーを撮影し損ねるなどのリスクが生じる場合もあるので、画質と同様に下げすぎには注意が必要です。

防犯カメラの保存期間を長くするため「常時録画」をやめる

動体検知で防犯カメラの録画保存を必要なときだけする

防犯カメラでは『常時録画』を行っている機種もありますが、ずっと録画をしているとその分保存する映像も多くなるため、容量を減らしたいときは必要なタイミングのみ録画を行うように設定してみましょう。

たとえば、『動体検知センサー』つきの防犯カメラには『カメラの前を横切る人物などがいた場合に、自動で録画を始める機能』が搭載されています。

この機能を活用すると、誰もいない・異常がないときは録画されないため、無駄な映像をチェックしたり容量を圧迫することも少なくなります。

ただし、動体検知機能による録画開始にはタイムラグが生まれやすく、『侵入者がカメラの前を走って通り過ぎた』などの場合はうまく撮れない可能性もありますので、不安なときは常時録画にするか、動体検知から数秒さかのぼって録画できる機種などで対策を行いましょう。

防犯カメラの台数を減らす(録画機つきカメラの場合)

防犯カメラの台数を減らして保存容量アップ

録画機つき防犯カメラでは、撮影した映像がすべて1つの録画機の記録媒体に集約して保存されます。

そのため、防犯カメラを複数台設置している場合はそのぶん録画機の容量が埋まるペースも早くなり、録画映像の保存期間が短くなることがあります。

『防犯カメラの向きを工夫すれば、台数を減らせそう』といった状況の場合は、カメラを一部撤去して録画機の容量を空けてみましょう。

一方で、SDカードに保存するタイプの防犯カメラはカメラ1台ごとにSDカードを差し込むため、カメラの台数で容量や保存期間が変わることはありません。

保護機能・バックアップ機能やサービスを利用して防犯カメラ映像を長期に保存する方法

防犯カメラの録画データは古いものから削除されていくので、保存期間が過ぎても消したくない映像があるときは自動で削除されない機能やサービスを使ってデータを保管しておきましょう。

ここからは、防犯カメラの映像を長期間保存しておきたいときのやり方をご紹介したいと思います。

防犯カメラの『保護機能』を活用すると保存期間を過ぎても録画が消えない

防犯カメラの保存機能を使って保存期間後も映像を残す

一部の防犯カメラには、録画した映像が消えないようにする『保護機能』が付いていることがあります。

保護機能でロックした映像データは日時が古くなっても削除されず、容量がいっぱいになったらロックをかけていないデータから先に削除されていきます。

カメラの映像をチェックして、残したい録画があったときは保護機能をかけておくようにすると、保存期間を気にせずいつでも映像を見返すことができます。

ただし、保護した動画が増えすぎるとカメラのデータ整理ができず、新しい映像が録れなくなってしまうので注意しましょう。

クラウドサービスを利用して防犯カメラの映像をクラウド保存する

ネットワークカメラは、一部の機種ではメーカーサポートとして有償のクラウド保存サービスに加入できる場合があります。

クラウドサービスを利用した場合、防犯カメラの映像はネット上にクラウド保存するため『SDカードの物理的な破損や故障』などでデータが消えてしまうおそれもありません。

利用料金・容量の上限などはサービスの種類によって異なるため、利用を検討している場合は購入前にサービス内容をチェックしておきましょう。

保存期間はメーカーやアプリによってさまざまですが、14日間(2週間)・1ヶ月などが多く長期間の保存にはあまり向いていないため、数ヶ月や年単位で保存したい場合は別のバックアップ方法を活用したほうがいいかもしれません。

パソコンやスマホに防犯カメラの映像を移してバックアップをとる

防犯カメラの映像をパソコンやスマホにバックアップする

SDカードやHDDといった記録媒体はパソコンやスマホでの読み込みにも対応していますので、必要なデータはパソコン・スマホに移行させることでバックアップできます。

SDカードはパソコンやスマホにも差し込み口があるので、カメラから抜き取ったSDカードをそのまま差し込んで、中のデータを移行させるだけでOKです。

録画機に内蔵されたHDDの場合は、USBの接続ポートがあればデータ移行ができます。USBメモリにデータを取り込んでから、パソコンやスマホにデータを移し替えましょう。

防犯カメラの保存期間が短い・すぐ消える・残したいときの対処法まとめ

今回は、防犯カメラの保存期間を延ばす・防犯カメラの容量を増やす方法などについてご紹介させていただきました。

防犯カメラは基本的に古い映像から削除していくので、重要な録画を見落とさないうにしたいときは記録媒体の容量をチェックし、必要に応じて容量を増やす・データを削減するなどの対処法があります。

また、残したい動画は消えないように保護やバックアップをしておくことも大切です。

今回ご紹介した内容も参考にしながら、防犯カメラをより有効活用してみましょう。

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